ChatGPT をはじめとする生成AIは、今や多くの企業にとって、業務効率化や新規事業創
出に欠かせない強力なツールとなりました。しかし、その利便性の裏には、著作権法とい
う法的なリスクが潜んでいます。安易な利用は、思わぬ形で他社の権利を侵害してしまっ
たり、自社で生み出したはずのコンテンツが法的に全く保護されないという事態を招きか
ねません。
本稿では、文化庁が示す「AIと著作権に関する考え方について」なども踏まえ、中小企
業の経営者の方がAIを事業で活用する上で最低限知っておくべき「①自社のAI生成物は
著作権で保護されるか」と、「②他社の著作権を侵害しないための注意点」という2つの
側面に絞り、弁護士の視点から実務的なポイントを解説します。