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試算表(会計入力)

税理士 長谷川和弘(長谷川和弘税理士事務所)

今回は、試算表(会計入力)について、お話させていただきます。

定期的に試算表を作成されていますでしょうか。 『試算表』(Trial Balance)とは、勘定口座への転記が正しく行われたかを確認するため の表とされていますが、現在は、会計ソフトを利用して作成しているため、その作成方法や 利用方法も大きく変わってきています。 まず、私の税理士修行時代(平成 9 年頃)は、市販の会計ソフトは、消費税の会計入力に おいて、まだまだ難しい点があり、税理士事務所で会計入力を行っておりました。 私の記憶では平成 14 年くらいから市販の会計ソフトのレベルが一定のレベルになり、こ の頃から会社ご自身で会計ソフトを購入して会計入力を行う『自計化』を言われるようにな りました。

その背景としまして、同時期にそれまでは振替伝票や金銭出納帳を不正防止をも含めて 手書きで記帳されていることが前提とされていましたが、必ずしも手書きの記帳を必要と しなくなったという風潮もありました。 まず、ここで、会計ソフトを利用されている事を大前提としまして、会計入力は、自社で されていますでしょうか、税理士事務所にお任せになっていますでしょうか。 やはり理想は、自社の中に経理・財務に詳しい方がおられ、その方が、又はその方の指導 の下で会計入力をされることです。もしくは良好な関係の顧問税理士等がおり、どんな質問 にもお答えいただいて会計処理を行うことです。 しかし、昨今の風潮として恐ろしいことは、会計処理・会計入力をやっつけ仕事と捉えて いるように思われることです。これは会社様にも税理士事務所にも言えることです。

 

会計入力は御社で入力していただける事を前提に顧問料月額、〇〇円。

 

この言葉の持つ意味は非常に深いと思います。 まず、税理士事務所として、会計入力を会社様が行っていただけるならば、会計入力の負 担が減少し、より多くの顧問先を担当できるようになり、結論としては収入が増加すると考 えているようです。また、最近は会計入力を嫌がる税理士さんも多いそうです。 会社様は、自社で会計入力すれば、顧問料が少し減少するとか、見たい時に試算表を見る ことができ、会社の判断が容易にできるとか言われ、不慣れな経理担当者に会計入力をさせ ているようなケースは無いでしょうか。 税理士事務所が手取り足取り指導してくれたり、経理担当者が独学で力をつけてくれる と問題は無いのですが、入力ミスがあまりにも多かったり、申告書提出期限ギリギリになっ ても会計入力ができていなかったり、途中で投げ出してしまったり、私自身いろいろ経験させていただいたのは事実です。 当然いずれの場合も大いに問題があり、入力ミスの発見漏れは、税務調査時の大きな問題 になります。何より、試算表を一定の時期に作成できないことは、経営判断ミスの大きな原 因になりかねません。 現在のコンピュータ会計の試算表は ・売上目標達成の為の確認 ・支店ごと、部門ごと、工事ごとなどの経営状況の確認 ・融資の必要性の確認 ・決算予想、納税予想 など、いろいろな確認や予想が可能になっています。 会社と税理士事務所が一体になって、コンピュータを駆使して、もっと多角的に経営状況を 確認する必要があるのではないでしょうか。 毎期、毎期、安定して利益を出している中小企業様の会計入力等は、本当にすごいもので す。会計・財務的なミスは一切無く、摘要(総勘定元帳等に仕訳発生の原因等を記載するも の)も相手先、内容の記載順序、半角全角なども機械のように恐ろしく正確に入力されてい ます。毎期、安定して黒字決算されている中小企業様の会計入力は決してやっつけ作業では、無いという事をお分かりください。

 

長谷川和弘税理士事務所

税理士 長谷川和弘

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