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新しい商品・サービスを開発するには?!

弁理士 長谷部政男(特許業務法人つばさ国際特許事務所)

1.「ものづくり補助金」復活しました。

みなさん、既にご存じかもしれませんが、2017年度補正予算で、中小企業・小規模事 業者を対象とした「ものづくり補助金」で1000億円が計上され、18年2月中に公募が 始まることになりました。 「ものづくり補助金」は、生産性向上に資する革新的サービスの開発や生産工程の改善に 取り組む中小企業の設備投資を支援する制度です。 「ものづくり補助金」は廃止されると思われていましたが、人手不足や、働き方改革など、 中小企業が取り組まなければならない課題が山積していることから、中小企業庁が、補助金 の規模を拡大して復活させたようです。 新しい商品・サービスを開発したいと考えていた経営者のみなさんには、ぜひ、この機会 を逃さずに、公募が始まる2月までの間に、準備をしていただきたいと思います。

 

2.事業化のリスクを下げるには。

「ものづくり補助金」を活用するには、新しい商品・サービスのネタが必要です。ネタを 見つけたとしても、事業化できるかな、売れるかな、と心配は尽きないと思います。 ここ数年、リスクを極端に嫌う企業が増えたように感じます。既に出来上がっている市場 に、ちょっと良いモノ・サービスを提供しようとする企業が企業の規模に依らず目立つよう に感じます。成長戦略を描きにくい外部環境の下、市場が拡大していくのを見ていると、つ い参入したくなる、ということなのかもしれません。 しかし、このような考えで事業化する場合、事業化のリスクは、今までに無い革新的な商 品・サービス(つまり市場がまだ存在していないもの)を事業化する場合よりも、格段に低 くなります。従って、このような考え方は、リスクをできるだけ避けたい企業にとっては、 非常に好都合といえます。 では、このような考えの下、どのようにして事業化していったらよいのか、その手法につ いて、事業化のお手伝いをしている弁理士の立場からお伝えしたいと思います。

 

3.新しい商品・サービスをどのようにして開発するか。

今までに無い革新的な商品・サービスを開発する訳ではないので、自社には人材がいない とか、技術がないとか、悲観する必要はありません。ちょっと良いモノ・サービスを提供し ようという場合には、どこに着目するかが非常に大事です。

 

⑴他社の研究をしよう

ちょっと良いモノ・サービスを提供しようという場合には、まずは、他社の商品・サービ スを詳細に検討する必要があります。何がウケているのか、市場はまだ拡大しそうか、課題(例えば不便な点など)はないか、など。自社で取り組むのに適した、他社の商品・サービ ス(ターゲット)を見つけましょう。

⑵他社を「参考」にしよう

自社で取り組むのに適したターゲットを見つけたら、そのターゲットを「参考」にして、 自社の商品・サービスを想い描いてみましょう。ここで、「参考」とは、他社のいいところ は真似しつつ、更なる改善を加えて付加価値の高いものにすることを指します。

⑶「パクリ」になっていないか確認しよう

「参考」にしたと思っていたが、実は「パクリ」(モノ真似)になっていた、ということ があり得ます。パクったものに、特許などの権利が存在していた場合、「パクリ」の代償は 非常に大きくなります。ですから、自社の新しい商品・サービスが「パクリ」に該当してい ないか確認をしましょう。「パクリ」と「参考」の境界は、非常にあいまいです。自己判断 をせずに、弁理士などの専門家に相談するとよいと思います。

⑷可能であれば特許等を取得しよう

「参考」にした、ということは、今までの商品・サービスには無い付加価値が、自社の新 しい商品・サービスにはあるハズです。「この程度のことで?」と思わず、逆に、「この程度 のこと」だからこそ、その付加価値を生んでいるものを、特許等で保護することを検討して みましょう。もし、特許等を取得することができれば、既存の市場の中で、自社の新しい商 品・サービスの独自性を維持することができます。

 

新しい商品・サービスを開発することは、決して難しいことではないことが、私の説明でご 理解頂けたかと思います。まずは、第一歩を踏み出してみましょう。

クライアントの想いに応え、発展へとつなげる

特許業務法人つばさ国際特許事務所 神戸オフィス

弁理士 長谷部政男

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